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福井しあわせ元気国体2018 神奈川県天皇杯3位入賞


「福井しあわせ元気国体2018」セーリング競技が9月30日から10月3日まで若狭和田マリーナ沖で盛大に開催されました。

 神奈川県代表チームは全種目(成年男女6艇種8名、少年男女4艇種6名)にエントリー。選手14名、監督・コーチ・トレーナー5名の合計19名の選手団で挑みました。

 セーリング競技は競技以外にも事前準備(受付・計測、海面調査)に時間がかかります。私たち神奈川県チームは9月日に艇積みを行い25日に移動、26日から計測準備・海上練習といった日程で国体に備えました。今年度は定期的な練習会を行った他に、新艇(※レーザー級)の購入も行いハード面の充実を図りました。9月初旬の台風21号の余波で江ノ島に強風が吹き荒れ、SS級が艇破損するトラブルもありましたが、大会直前に修理が完了し、出来うる準備を進めた状態でレースに臨みました。

ですが、大型台風となった台風24号が大会期間中に福井県に接近することになり、台風対策による道具の撤収、原状回復の作業の他、トライアルレース、開会式、初日のレースがキャンセルされた代わりに、2日目以降のレース日程が圧縮されるなど、日程の大きな変更を余儀なくされました。レース前の2日間は練習ができませんでしたが、トレーニングに勤しむ、宿でルールの勉強会、レーステクニックのミーティングを夜遅くまで行うなど、各自レースに入るための準備に勤しみました。

今大会、神奈川県チームはチーム目標として「天皇杯総合3位」を掲げ、個人としてだけでなくチームとしての成果と雰囲気作りを意識しました。少ないレース数での決着が予想されたため、「横文字を叩かない」「1点でも多くのポイントを獲得する」ことを意識してレースに臨みました。

陸地の影響で振れ幅が大きく難しい海面でしたが、少年男子420級が第一レーストップ、成年女子レーザーラジアルが第一レース二位に好発進。他クラスも入賞圏内のチームが多く、翌日に期待が残る位置で初日を終わりました。

全艇が随所に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたが、短いコースの中で第一マークを上位で周るためには「スタート」に成功することが必修です。この「スタート」の良し悪しが中盤以降の成績に大きく影響しました。コースが短いからこそ露呈したスタート技術レベルの高い低い。神奈川県チーム共通の課題でもありました。

様々なハプニングもある国体ですが、他大会と違い年齢の離れた選手同士が気遣い、応援し合い、共に目標に向かって挑む大会は素晴らしく、応援している者も一体となり選手にエールを贈ります。宿でも高校生が社会人選手に積極的に話しかけるシーンが多くみられ、昨年同様、福井国体でも「セーリング競技会での良きシーン」を感じることができました。

最終日はウィンドサーフィンを除いた女子種目2レースを残すのみです。朝から風が無く、各種目とも最後の逆転をかけ今か今かとレースを待ちわびていましたが最後まで風は吹かず、レース中止を表すN+A旗が掲揚され全種目のレースが終了となりました。

最終日にレースができなかった事は残念でしたが、7年振りにチーム目標を達成する運びとなりました。

 第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体2018」セーリング競技は、天皇杯3位(60点)皇后杯10位(23点)で無事終えることができました。

 神奈川県チームが気持ちを一つにして取り組んだ成果であると感謝しています。今年の取り組みを更に高め、2019年茨城国体に繋げたいと強く感じています。

 国体チーム結成からご支援いただきました各企業、学校、所属クラブ、関係団体の皆様及び選手を支えていただきましたご家族の方々に心より感謝いたします。

神奈川県成年監督 佐々木共之

今回の宿舎。家族総出でサポートして頂き、大変お世話になりました。

朝の体操風景

計測風景。予定より1日前倒しとなりましたが、神奈川県選手団は特に大きな問題もなく通過しました。

計測は陽が暮れた後も行われました。

チーム出艇の様子。

サポートボートもフル稼働でした。

最終日の着艇の様子。

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